vol.1-10からなるバイクポロメール指南。
バイクポロ指南 ーvol.6ー
今回のテーマは「基礎技術」です。
ボールと自転車を扱う技術はやればやるだけ上達するものと考え、 vol.1-5では主にポジション取りなどの「動き」 に特化してまいりました。
しかしながら、 どんなスポーツでも基礎が重要であり全てのプレイのベースになる と言っても過言ではありません。
ゲーム中に必要な技術は大きく分けてバイクコントロールとボールコントロールとに分けられると思います。それぞれを組み合わせたり応用したりしてプレイするということ を頭に入れつつ考えていきましょう。
ーバイクコントロールー
バイクポロにおける、 基本にして最大のバイクコントロールはゲームを通じて足を地面に 着かないようにすることです。
これが一番大事だと思います。ウィリーターン( 前輪を浮かしてして回る)やジャックナイフターン( 後輪を浮かして回る)、ホッピング(跳ねる&跳ねて回る) などは見た目が派手であれぞバイクコントロールと錯覚しがちです が足を着かないような取り回しだったりスピードコントロールや無 理矢理でなく適正な位置と向きに自転車を動かす、 止まるといったことこそがいいバイクコントロールだと思います。
ーボールコントロールー
ボールを扱うプレイとして、パス、シュート、トラップ、ドリブル、キープなど色々ありますがこれらを分けて捉えることが得策でないように 思われます。ボールに触る全てのプレイは「ボールコントロール」と考えてみましょう。シュートはヒットでしか認められませんのでそこだけは外せません が、 その他のプレイはヒットとシャッフルを分けて考えるのも止め、マレットヘッドのどの面でもコントロール出来るようにイメージしてボールを扱ってみましょう。
意識は「ボールコントロール」という中では同じ、、、としつつも練習できる状況は異なりますので注意が必要です。
この中でパス以外の要素は一人で練習すれば上達します。 一人でやった練習をゲーム中のプレッシャーのある中で同じことが できるか試していきましょう。 ゲームで出来ないことは練習が足りないということです。
パスだけは一人で上達することは不可能です。 ゲームが出来る状況のとき、意識して取り組みましょう。 このとき、パスコースだけでなく、パス強弱、 出すタイミングの強弱(速い遅い)を、 味方との関係だけでなく敵の動きの逆をつくということも意識出来 て適正なパスをコントロール出来れば完璧です。
具体的な練習方法はvol. 3で行ったものが基本になると思います。 それをベースに自分であれこれ工夫してみるのもいいかもしれませ ん。
これらを実践するのには目的意識を持ってゲームに臨むことも重要です。 ゲームは捉えようによっては相手がいる一人練習とも捉えることが 出来ます。考えようによってはどんな状況でも練習出来るということです。 全て練習を「考えて」やる。難しいことではなく、 ただ漠然とやるよりもゲームの状況などをイメージしてやる、 ということです。 慣れてしまえば意識しなくても出来るようになると思いますし、その方が練習の成果が出ると思います。何より練習していて楽しいと思えてくるのではないでしょうか。
今回の指南は、「 全てはバイクコントロールとボールコントロールに尽きる。」 です。
Tommy