2012年5月16日水曜日

WHBPC2011ツアーを振り返る〜第二夜(全十五夜)〜

バイクポロの世界選手権=WHBPCの2011シアトルとアフターイベントのイーストバンクラウン2011に参戦した日本のバイクポロプレイヤーのべ13名と小生の9/6〜20の15日間の旅行記。。。画像&日記&プレイヤーの名言&説明&現在の考察で振り返ります。

9/7 第二日目




準備してホテルから皆で会場に向かいます。


みんなわくわくどきどきが押さえられません。
ちなみにホテル名は「アメリカンホテル」そのまんまです。


道中の景色に目を奪われつつ会場へ急ぎます。


会場に到着。2011のバイクポロ世界一を決める世界選手権の場所、そう思うとバイクポロプレイヤーなら興奮せづにはいられません。




会場は街からは少し離れた(ポロ車で踏んで1時間未満程40〜50分だった気が)ビーチ沿いの巨大な公園(MAGNUSON PARK)でした。車にポロ車を積んだりくくりつけたりして会場に乗り込んでくるキャンプスタイルがアメリカンスタイルな様です。「1時間も踏んで来たのか!?ポロ車はポロするものだぜ!」との名言も頂きました。どこまでも自走で踏んでいくメッセンジャーのりとは一味違った見解が新鮮でした。


結局この日はレジストは実施されず。緩めな部分もあります。
各地の予選は通過出来なかったプレイヤー達による本戦出場を掛けたトーナメント=ワイルドカードのみ行なわれました。




壁、床の質感ともに世界選手権の名に恥じない最高のコートでした。


ワイルドカードに参戦するチームで1人足りないチームが日本クルーに声を掛けてきました。
本戦に出場しない唯一のプレイヤーのアツコ選手(東京)に白羽の矢が立ちました。
準備をしてきていたのは流石でこのチャンスを逃さず、アツコ選手はワイルドカードながら世界選手権のコートに初めて立った日本人になったのでした。緊張の為かこわばるアツコ選手。。。


日記
レジスト&ワイルドカード
会場へライド
レオンに近道を教えてもらう
テニスコート3面をポロコート2面×2の4面+別場所に2面のコート6面!
30人位で呑んだりバーベキューしたり海で遊んだりしながら月曜と火曜の2日間でつくったよ。byセバスチャン
アツコさんワイルドカード参戦
「オーサム!!」アーサーがマーヤに言われはしゃぐ
ピックアップとかしつつ
公園でビール→ポリス2名にちに+2名最終的に4名
隠してもNG、、、それはエナジードリンクか?
パスポートはポリスの手に
東京から来ていて明日試合だとごまかし地元の若者の助け船もあり
今日は公園に入ることを禁止されパスポート返却
自転車に乗って帰ってもよし
クロウ、本間、トミーのみ、たまたま見つかり公園からしめだされスターバックス1号店へ
夜、チャイナタウンで夕食


説明&考察
この日は大会の予定ではレジスト(大会受付)とワイルドカードといって出場権を地域の予選で得ることが出来なかったプレイヤー達が出場権を得る為のトーナメントの日程でした。
ホテルからみんなで会場へグループライドで移動しました。
地図をみながら道中の景色を楽しみつつ、初めて走る街を堪能しながらわくわくどきどきする気持ちを抑えつつ解放しつつ会場へ急ぐ日本クルー御一行でした。


会場は広大な公園内のテニスコートをバイクポロコートにアレンジしたものでした。
地面の質感、造作された壁ともに素晴らしいコートに仕上がっておりました。
オーガナイザーはその前の年のCMWC2010グアテマラ(メッセンジャーの世界選手権)でバイクポロをオーガナイズし一緒にポロをし度肝を抜かれ、仲良くなったシアトルの面々のレオンやセバスチャンなどです。後にこのレオンとセバスチャンは第一回のWHBPCチャンピオンだということを知りグアテマラに行った価値の様なものを感じました。


レオンはシアトル情報や会場への近道を教えてくれたり後に日本チームを応援してくれたりと色々してくれる心やさしいプレイヤーです。。。ただし鬼のようにうまい。
オーガナイズクルーのセバスチャンにこのコートはどれくらいの人数&期間で準備したのか聞くと
「うーん。入れ替わりで大体いつも30人位が海で泳いだり、バーベキューしたり、酒を呑みながらわいわいやって作って2日間くらいかな。
「ゆるいね。。。」と小生。ちなみにセバスチャンは世界に名だたるゴーリーです。


そしてワイルドカード、、、で思わぬことが起こります。
一人足りないチームが日本クルーに声を掛けて来たのです。
日本クルーの人数は10人3チームが世界選手権参戦が決まっているので残るは東京のアツコ選手のみ、
当然アツコ選手に白羽の矢が立ちます。ワイルドカードの合間にピックアップゲームができるということもありしっかり準備してきたアツコ選手はちゃっかり日本クルーの誰よりも早く世界選手権のコートに立ったのでした。(ワイルドカードながら)
ワイルドカードが進んでいくとピックアップゲームをすることも中々できないので前日に遊んだカルアンダーソンパークへ行くことにします。


カルアンダーソンパークで事件が起こります。
海外では公共の場所で酒を呑むことは禁止されていることが多いです。
そんなことはもちろん知っておりましたのでいつもの様にテヌグイを巻いて一時を楽しんでおりました。
そこでビールを呑んでいたのは、小生(東京)、本間(東京)、クロウ(東京)、アーサー(東京)、タイサク先輩(秋田)の五人とリキさん(東京)はコーヒーを飲んでおりました。
そこへ2人のアメリカンポリスが近づいてきます。
隠せばOKという認識な我々にポリスはこう言ってきました、、、
「それはエナジードリンクか?」
そういうジョークで流すスタイルなのか、、、などと思いつつ、
「そう。エナジードリンクさ。」
と小生。
「じゃあ、見せてみろ、パスポートをみせろ、そして渡せ。」
とポリスマン。
どうやら雲行きが怪しい、どうするべきか、、、英語がわからない振りをするべきか否か、、、
と思いまわりを見るとアーサーは洋服でビールの缶を隠し知らんぷりを決め込んでおり、たまたまリキさんの隣で呑んでいたタイサク先輩はリキさんのコーヒーカップを自分のものとし知らんぷり、コーヒーを既に飲み干したリキさんはコートで一人ボールと戯れています。
ポリスメンのターゲットは明らかに小生とクロウ、本間の三人に絞られています。
そうこうしている間にポリスメンは応援を呼び4人に増えております。
そうしてどのように対応するかと頭をフル回転しているとクロウくんはパスポートをもう一人のポリスに渡しているではありませんか。
まづい、まづいぞ。。。と思いつつ、そこに出くわしていた地元の兄ちゃんが助けたりしてくれたりしつつ
結局、東京からバイクポロの世界選手権に来ていて明日試合だから(本当は明後日)勘弁して下さいということにすると、パスポートを返し捕まえない代わりに今日はもう公園立ち入り禁止(乗るのは別にOK)だよということになり、三人はピックアップゲームしたい後ろ髪に引かれながら公園を後にしました。
三人は慰め合いつつスターバックス一号店へ行くことに、、、切り替えて観光です。


後に全員その公園に集合したのですが、参戦したチームにそれぞれ同罪の三人が居たため全チーム、チーム練習が出来ないというおまけ付き。


各々のチームメイトに詫びながら、エナジードリンク(ビール)は然るべき場所で呑むか水筒に入れようね、隠すだけじゃダメだよということをチャイナタウンの中華料理屋にてミーティングするシアトル二日目の夜なのでした。


名言


「ポロ車はポロをするものだぜ。」


ギア比が軽いバイクポロ用にセッティングされた自転車でホテル〜会場間を1時間近く自走でやって来た日本クルーに対して自動車大国アメリカのポロプレイヤーが言った一言






「これはエナジードリンクか?」


隠せばOKという認識で公園でビールを袋で隠しながら呑んでいた日本人に対して言ったアメリカのポリスの一言
そういえばいいのか、と期待を抱かせたものの実際は袋を外してみろと言われ公園を閉め出されることに、、、
後にビールのことをエナジードリンクと呼び始める


9/8 第三日目につづく。